【後悔しないレンタカー選び】1日借りて8000円。コンパクトカー、目的別ベストチョイスはコレだ!!

フィット、デミオ、ノート、スイフト…同じお金で借りられるレンタカーでも、車種によって長所・短所はかなり違う。今回は旅先、出張先でも人気が高い上記4台のコンパクトカーを実際に借りて、使って、乗り比べ。

目的別で最も使えるレンタカーはいったいどの1台?

文:渡辺陽一郎/写真:茂呂幸正
ベストカー2016年9月26日号


CASE1 長距離をストレスなく走りたいなら「デミオ」

「疲れないための」乗り心地
レンタカーで重視されるのは、移動中の疲労を左右する乗り心地と騒音。この2点をで、最も快適だったのはデミオ(1.3Lエンジン車)だ。

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今回使用したデミオは、2015年式の「13C」。タイヤは15インチで、走行距離3万8761kmのレンタカー

乗り心地は少し硬いが引き締まり感が伴い、よくいえば重厚感がある。段差を乗り越えた後の収まりもいい。ノイズはテストした4車種の平均水準だが耳障りではない。

2位はフィット(1.3Lエンジン車)だ。発売当初に比べると改良を受けたことで硬めながら粗さは抑えられている。ノイズは50㎞/hでは少し大きいがアイドリング状態では静かだ。

3位はノート(1.2L、NAエンジン車)。乗り心地は少し硬くコツコツした印象がある。ノイズは50㎞/hでは平均的だが、アイドリング時は静かだ。

4位はスイフト。今回テストに使ったレンタカーは積算走行距離4万9763㎞と足まわりも少し劣化して粗さを感じた。50㎞/hでのノイズは小さめで遮音を入念に行っている。

「ストレスなく運転できる」加速のよさ
加速が最もいいのはデミオ。実用回転域の駆動力が高く、50→80㎞/hの加速は4車中でトップだった。発進加速は6速ATが災いした(他3車はCVT)。50㎞/h少々で1速から2速にシフトアップされてタイムロスが生じる。

2位はスイフト。ボディが4車中で最も軽く発進加速も活発だ。3位はフィット。実用回転域の駆動力が少し弱く、高回転域で加速が活発になるから発進加速は不利だ。

4位はノート。4車のなかでボディが最も重いうえ、最大トルクは10.8kgmと、ほかの3車よりも1kgm以上低い。加速力はやや緩慢だ。

■加速テストの結果
デミオ【0−60km/h加速:7.16秒、50−80km/h加速:5.53秒
スイフト【0−60km/h加速:7.00秒、50-80km/h加速:6.53秒】
フィット【0−60km/h加速:7.31秒、50−80km/h加速:6.09秒】
ノート【0−60km/h加速:7.35秒、50−80km/h加速:6.60秒】

CASE2 4人で旅行なら後席広々&荷物も積める「フィット」

「4人ぶんの荷物をきっちり積むための」積載性
積載性はフィットの圧勝だ。燃料タンクを前席の下に設置したから荷室の床が低い。リアゲート開口部の下端も地上高が61㎝と低く、重い荷物も収納しやすい。荷室の奥行も充分。全長が4m以下なのに後席の足元も広く空間効率は抜群だ。後席は背もたれを畳むと大容量の荷室になり、座面を持ち上げると車内の中央に背の高い荷物を積める。

2位はノート。荷室の奥行にゆとりがあり、リアゲート開口部の下端も低い。ただし後席を倒すと、広げた荷室の床に段差ができる。

3位はスイフト。荷室の奥行が乏しく、リアゲート開口部の下端が地上から80cmあり高いので、荷物を収納しにくい。

4位はデミオ。荷室の奥行が狭い。運転姿勢はペダルの配置を含めて自然だが、後席と荷室が犠牲になっている。

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左がフィットの荷室で、右がデミオの荷室。フィットの荷室スペースは明らかにデミオより広く、低いので荷物の積み込みも楽チン。

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